■土曜はTモちゃんとSUPER BUTTER DOG presents「ファンキー大百科」へ行ってきた。@日比谷野外大音楽堂

■待ち合わせ場所へ向かう途中でケータイを落としてしまい、案の定なかなか出会えずどうなるかと思ったが、友人や知らない人に泣きすがり頼りながらなんとか会うことができた。東京には意外と優しい人が多いし、私はいまだこうゆうとんまを年1ペースでしてしまう。まるで成長しない。
それは大変残念なことだけど、この梅雨の真っただ中に異常な晴天を呼び起こす彼女と、これから起こる奇跡を前に浮かれる他はない。

■オープニングで登場したレキシが最初から飛ばす跳ねるの大はしゃぎで会場を沸かせる。くるくる回る足軽先生(せいこうさん)のアクティブさに驚き「こんなに動き回って大丈夫かな」と思っていたら、後日せいこうさんは自身のブログで、ここ最近の異常なパワーの源はキョーレオピン(みう らじゅんさんの薦め)からくるものだと明かしていた。そうだったのか、ニンニクパワーによって力以上のものに突き動かされるせいこうさん。ちょっとした幻を見た気がする。
それにしても良かったな、レキシ。客席との掛け合いの「あと2年!」とか。池田 貴史の歌い上げる「LOVEレキシ」なんてちょっと泣きそうだったもの。


ウワサの直筆ジャケット1stアルバム「レキシ」


やっぱこの人ズルいと思う

■バンドの合間合間に出てくるMCヨーグルト(池田 貴史)が、会場に来ていた2人の息子たちのことをそれぞれ「発酵」、「ビフィズス菌」と呼んでいたが、そんな父親いやだろう。
それからハ ナレグミを紹介するたびに「俺はそんな離れてないと思うけど、」と前置きするので最後には永積くんに「やりづらいわ!」と言われていて笑った。

■永積 タカシの歌う姿にはいつも胸を掴まれるようなたまらない気持ちにさせられるのだけど、この日もばっちり彼の媚薬は効いていた。彼のあの声と踊る姿が好きすぎる。感情のひだに触れる歌声をぼんやりと追いかけながら、そうか、そうだ、やっぱりあの人に似ていると思った。声も、あのヘンテコなところも。
会えないと分かっていると心底会いたくなる。

■終演後、Tモちゃんと顔を見合わせて「魔法だったね」「ね、」と言って会場を出た。本当に楽しい瞬間だらけだった。
すでに会場でビールを3本開けていたが、も少し飲んで帰りましょうかといって新橋まで歩き、ガード下のモツ焼き屋でウーロン杯と共に魔法の余韻を楽しんだ。そして深酔い(わたしだけ)。
やっぱりこれからの季節は外が楽しい。



■そしてちょうど一週間前に同じ場所で出会ったもうひとつの奇跡。

ZAZEN BOYZ MATSURI SESSION@日比谷野外大音楽堂
この日も日比谷の精霊たちのおかげ(向井談)ですっきり晴れていた。


人前でのメガネ姿に照れるTモちゃん


最近、ハマっているという回転寿司の魅力を語るY氏

MATSURI STUDIOからうなり出てきた彼らの音に痺れる。新曲を続けざまに披露し、「浴衣」という曲のあとに「だるま」という曲を演っていた。アンコールのKimochiと、おそらく雨が降るだろうという体で用意されてた新曲(タイトル失念)が異常な良さ。笑っちゃうほどかっこいい。というか笑っちゃう。


■そしてライブの前にNくんと上野で観た写真展。

「見えるもの/見えないもの」@東京藝術大学美術館陳列館
■写真展にはめったに足を運ばないが(うといので)おもしろい試みの作品が多数あり、眺めること以外にもそれぞれ想像をしながら楽しめた。あとでホームページを見たら著名な方もたくさん参加していたようだけど、私が特に惹かれたのは椎木 静寧さんという方の「明るい部屋」という作品だった。素朴で柔らかい陽を吸い込んだ明るい部屋の暖かさが印象的だった。
会場となった東京藝術大学美術館陳列館の真っ白で高い天井の開放感もとても気持ちが良かった。

■最近フランスの女性みたいな名前のカメラを購入したN氏は、寝転んでいるカップルのパンチラやホームレスの炊き出し風景などよくわからない対象にシャッターをきっていたがあれはなんか意味があったのかな。きっとないな。