■旅行から戻り、ばっちり体調を崩した。昨日も人と電話をしている最中、両腕にじんましんがぶわぁっと出たので「おおお!今、じんましんがすごいよ!」と伝えたら「え、それ見たい!写メして、写メ!」とだいぶ心配されてない言葉を頂き、なぜだか逆に安心した。それが功を奏したかは不明だが、じんましんも体調も今日になって回復した。よかった、健康ってすばらしい。

■そういえば、すごく好きな方の日記に「健康一番、音楽二番!」と書かれていたのを思い出した。シンプルだけど、まんまその方を表すこの言葉にしびれた。私の二番はなんだろう。言い切れるものがまだ見つからない。

■先日の旅の思い出が絵日記ばりに簡素だったので少し補足すると、初日の夜にガラパンにあるディスコ(クラブではなく断じてディスコ)に行った。しばらく遊んで、そろそろ店を出ようかと一緒に来た連れと合流した瞬間の違和感。連れの横にはぴったりと明らかに知らない黒人男性がいた。名をマースというそうだ。て、いや、誰でもいいけど怖すぎやしないか。
マースはホテルまで送ってやるから車に乗れと言い、「海外リゾート+バカな日本人=絶好のカモ」という古い方程式が拭えない私はみるみる血の気が引いて逃げようと考えたが、大はしゃぎで車に乗り込む連れを制する力がなく、結局一緒に車に乗った。その車内は、よくもまあこんなベタに怖がらせてくれるなといった荒れ様で、フロントガラスの中央には大きく拳銃で撃たれた跡が残っていた。目に映る恐怖を全力で無視する私をよそに、連れはその穴に指を突っ込んだりして笑っていた。大至急止める。大物かバカか。祈る気持ちでホテルまでの道のりを過ごす。
結局マースはホテルまで送り届けると「トモダチ」と連呼し、タクシーの3倍の料金を奪って消えた正当な白タクだった。無事に帰れたことに興奮し、料金のことなど気づきもしなかった私はやっぱりバカで、終始楽しそうにマースと話し、最後に電話番号まで交換していた連れは大物なんだと身をもって感じることとなった。(翌朝、彼女はマースの名前すら覚えてなかった)

■そんな人ばっかじゃないです。サイパンにはいい人もたくさんいるし、日本人はもっと賢い人ばかりです、きっと。