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■毎朝、自転車で通勤しているといつもだいたい同じ場所ですれ違うおなじ歳くらいの男性がいる。もちろん話したこともないのだけど、こうも長いことすれ違い続けているともう勝手に知った気になっていたりする。あの人にどこか別の場所で出会ってしまったら、知り合いだと勘違いして話しかけてしまいそうで怖い。時々、よく思い出す前に人に話しかけてしまい、だれだか最後まで思い出せないことがある。やっかい。前にも下北で、思い出しきらずに話しかけてちんぷんかんぷんのまま「あー」とか「うー」とか言いながら気まずく別れ、家に着いて以前フリマで隣になった人だと思い出した。「だからなんだ」と思われてるよな、きっと。いやだな、だからなんだは。